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やがて、そのアカウントは、日本の法令に反する種類のポルノを投稿したらしい。同じ政治思想を持つ仲間の人物に警察への通報を頼んだのか、それとも間髪を入れず警察にも自作自演で通報したのであろうか、あっという間にホスティングサービスに対する警察の要請によりサーバーは強制停止された。さらに、このサーバーが契約していたホスティング自体がこの事件が原因で、運営継続が困難になり、間もなくサービスを終了し、数多くの悪意のない、そしてこの一件とは無関係なマストドンサーバーが閉鎖に追いやられたという話である。
憤慨やるかたない。

嫌儲やハンJ民として知られる人々がフェディバースの他のサーバーなどにまとまった数常駐していれば、本家の星空サラのように彼ら彼女らがこの状況を風刺するトゥートをすることによって、サーバーの閉鎖などは未然に防げたのかもしれない。

しかし、何よりも重要なのは、このような行為への対応は難しいのは事実だが、このような荒らしをを自分には関係がないとか、政治的立場が異なるなどの理由で放置しておくと、とても深刻な事態に巻き込まれる場合が少なからずあるという事実である。いわば、ナチス政権の成立とナチス政権による戦争と大虐殺の縮小版のような話である。とある巨大掲示板群で定着している、「荒らしは放置」という暗黙のルールは、とんでもない間違いである。現に、その掲示板群でヘイトスピーチが放置された結果、在特権云々という名前のヘイトスピーチ組織が結成される事態に至った事実もある。

　今回取り上げたインスタンス破壊行為を行っているのはネオナチの類いである可能性が高い。フェミニストを攻撃するのは圧倒的にネオナチやネット右翼が多いし、荒らしの手口はいかにもネオナチのお仲間たる日系オルタナ右翼=ネット右翼の特徴に見事に当てはまる。
こうした行為を抑止するには、ネオナチの類いが日本で大手を振ってヘイトスピーチをしたり、あらゆる種類の議論を妨害したりするのをどうにかするのが有効なのは確実だろう。決して容易ではないけれど・・・
短期間ではどうにもならないけれども、教育カリキュラムを改良してネオナチが出現しにくくして、そして皆がネオナチに抗議する状況を作り出すことも非常に有効である。
・・・以前存在した無料のインスタンス設立サービスは、広告付きなどのフェディバースの思想上物議を醸す側面はあったのだろうが、それでも無料であることに重要な価値を見出す人は当然多いだろう。